・緊急事態宣言の解除
5月25日にこれまでの自粛生活を呼びかける緊急事態宣言が解除されました
今日から生活のすべてが宣言前に戻るかといったらそれはあり得ないでしょう
奇しくも安倍内閣が推奨していた働き方改革が
この新型コロナウイルスによって否応なく進んだことは間違いないですし 苦笑
ではこれからの生活は、仕事は、働き方はどう変わるのでしょうか?
自粛生活の中で人々が感じたことは
決してマイナスなことばかりではなかったようです
・得体の知れない感染症「新型コロナウイルス」
オリンピックイヤーにワクワクしつつ明けた2020年1月時点には
まさか思いもよらなかったその後の数か月の生活
2019年12月に中国武漢で発生した急性呼吸器疾患の集団感染
その後この疾患は新型コロナウイルス(COVID-19)の名前で
驚異的な感染力を持って広がっていきます
現在の中国は世界中のマーケットに関わっているので
物資の生産・移送における各方面への影響は尋常ではありませんでした
加えて人々の国際間の移動を鑑みれば
感染拡大の封じ込めの難航は想像に難くないでしょう
その後世界健康期間(WHO)がパンデミックを宣言しましたが
感染者の増加に歯止めをかけるには至らなかった感があります
・新型コロナウイルスの影響
このウィルスの感染経路には、飛沫感染、接触感染、エアゾル感染等があり
少なくとも3時間程度室内の空気中を漂い続ける感染力があると言われています
よって感染予防と拡散防止策としては下記のごとくです
・水と接見によるこまめな手洗い
・公共の場では2mほどの間隔を取る
・目・口・鼻等粘膜にはなるべく触れない
この予防策が発表されるや否や街中から
マスクや消毒用アルコールが消えたことは記憶に新しいです
朝早くから薬局の前に長蛇の列ができたり、
医療関係者への供給も不足したり、
まるでオイルショックの時のように「不足」の言葉に
更なる反応をして踊らされているようでした
そして5月末現在の今も不足しているため使い捨てマスクが
4月時点で普段の10倍以上の値段で売られていたこともありました
仕事はといえば緊急事態宣言の影響で
業界的には、ネット通販や運送業が業績を伸ばす傍ら
街の飲食店は大打撃を受けました
中には早々に店を畳む判断の早い経営者の方もいらっしゃいましたし
店内飲食からお弁当やデリバリーに切り換えた店舗も多く見られました
そんな苦しい飲食業界を救おうと
クラウドファンディングも盛んになってきました
一方でオンライン飲み会なるものも流行っていたようです
やはり人はだれかと繋がりたいのですね
在宅ワークやリモートワークが進んだ企業も多いことでしょう
会社に出社しなくてもzoomやSKYPE、LINE等を使って
会議や打ち合わせを行う事も当たり前になってきました
人事労務管理も緊急に社内で就業規則を変更したりして対応した結果、
意外と出来る事が証明されて結果オーライだった企業が多いようです
ちなみに弊社は以前から
クラウドを活用した会計・人事労務freeeというツールをお勧めしています
人事労務管理にも長けており使いやすいと思います
またFreeeは、クライアント様はもとより
税理士・会計士の先生と弊社の3者間でのやり取りが容易で
常にリアルタイムの事業の状況が把握できます
あと何日後に資金ショートするのか?
今の事業を続けるのか撤収するのか?
昨今の急な事業展開にはこのリアルタイムの数値把握による経営判断が
欠かせないと実感しております
・withコロナ
とはいえ現状では新型コロナウイルスに対する有効な
特効薬やワクチンがある訳ではないので
緊急事態宣言が解除されたからといってなかったことにはできません
コロナウイルスと共存という形をとって生活をせざるを得ないでしょう
それは、やはり以前のように満員電車に揺られてオフィスに行って
仕事が終わったら同僚や仲間と狭い居酒屋でお疲れ会!
なんていう事は必然的に控えるようになるでしょう
在宅ワークやリモートワークの実現で
自宅で仕事をすることに抵抗がなくなったビジネスマン達は
コロナにかからない、運ばない生活を求めた結果
数々のストレスからの解放と気付きがあったのではないでしょうか?
そう考えると新型コロナウイルスの影響というのは
そう悪いことばかりではなかったのかもしれません
・アフターコロナ
アフターコロナというネーミングは
何だかコロナはもう終息したんだというような響きがあるように感じます
そうではなくアフターコロナこそwithコロナの始まりなんですよね
特効薬が開発されるまでは人との距離を取りつつ
手洗い・うがい・消毒等で自分を守りつつ
気持ちまで離れないように心掛けていきたいですね
人が消えた街ですさんだ事件が垣間見える昨今ですが
相手を思いやるからこそ目配り・気配りを忘れずに
丁寧に暮らしていきたいと思います
通勤時間等でこれまで費やしてきた一日数時間を
丁寧な暮らしに充てるという事は穏やかな人生に繋がる気がします
・コロナを経験した未来の風景
近未来の映画等にあった触れることなく手の動作だけで
操作できるコンピュータも夢ではないかもしれませんね
数年前にテレビで見た、アメリカでは学校が遠いという理由で
オンライン授業を受ける子供がいましたが
日本でも今回のコロナでオンライン授業が普通になるかもしれません
医療崩壊などと心配された病院も受信する科によっては
オンライン診療が自宅で受信できるなんてことも
仕事で言えば、時間も場所も選ばずに
在宅・リモートの作業が当たり前になるでしょう
すし詰めの満員電車は遠い過去のものになるかもしれません
都市集中という言葉、いや都市という言葉すらなくなるかもしれません
一度も会ったことがない親友だってできるかもしれません
そんな近未来に思いをはせながら未来を楽しみにしている私がいます
私が数年前から心惹かれていたfreeeというクラウドの基幹システムも
あの時にSF的な要素に惹かれていたのかもしれません
これからはそれが当たり前のスタイルになりつつあることからも
あの時感じた閃きは間違っていなかったと確信しています
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